すぐに覚えられる。ブレーキの教え方とは?

なかなか覚えてくれない!幼児への効果的なブレーキの教え方

なかなか覚えてくれない!幼児への効果的なブレーキの教え方


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自転車が安定して乗れてきたら、併行してブレーキを教えていきましょう!

 

意外とブレーキは自転車練習の難関ポイントなので、ここは段階を踏んで教えていきましょうね。

 

子どもにとってブレーキは直感的に分かりにくい

 

ブレーキによって自転車が減速したり停止する事、子どもには理解できません。

 

そりゃそうですよね。。。

 

だって、手で「ギュっ」とブレーキを握ったら減速するなんて夢にも思いませんから。
幼児にとっては非直感的な動作なわけです。

 

子どもたちの直感的な動作としては、『減速=足で止める』です。

 

ブレーキは焦らず段階的に教えていこう

 

こちらでも言いましたが、いっぺんに色々理解させようとして無理です。

 

ブレーキも段階的に理解させていきましょう!

 

【第1ステップ】 ブレーキの存在意義を言葉と体で理解させる

 

まずはブレーキを言葉と体で覚えさせます。

 

ブレーキは非直感的な動作なので、反復練習を軸に言葉と体で覚えさせていきましょう。
(色々試しましたが、この方法が一番効果的でした^^v)

 

【具体的なやり方】
1.自転車に併走
子どもが走り出したら親も走って自転車に併走する

 

2.ブレーキをサポート
ブレーキをかけるタイミングになったら、親もハンドルを握りブレーキをかけて減速する所を体感させる。その時に子どもの手の上に親の手を覆い被せると子どもは分かりやすいです。

 

3.言葉でサポート
親がブレーキをかける時、さらに、「ここでブレーキぎゅーっ!」というように擬音語を使う事。擬音語(行動を真似した言葉)は幼児にとって頭に入りやすい(オノマトペを利用)

 

上記の3工程をひたすら繰り返し、減速(停止)はブレーキで行う事を言葉と体覚えさせましょう。

 

ここで手を抜くと、減速や停止時にブレーキではなく足を使うようになってしまいます。

 

また、併走するのでパパ・ママの体力も消耗しますが、ここは是非練習に付き合いましょう。

 

ブレーキで停止できるようになったら次ステップに進みましょう!

 

【第2ステップ】 空想距離・制動距離・停止距離を覚えさせる

 

一応、言葉の説明を入れておきます。

 

  • 空想距離…危険を感じてブレーキが効き始めるまでにかかった距離
  • 制動距離…ブレーキが効き始めてから実際に停止するまでの距離
  • 停止距離…空想距離 + 制動距離

 

とはいえ、幼児にはこんな難しい事はどうでも良いので、
「ブレーキで停止する時は前々からブレーキをかけなくてはならない」
という事を理解してもらえればゴールです。

 

要は「自転車は急に止まれない」という事です。

 

【具体的なやり方】
1.停止場所の確認
ブレーキで停止する場所(目印)を決めます。
例)マンホールやママを立たせておく

 

2.子どもに共有
1のところで停止するよう子どもに伝える

 

3.実践
1のところで停止するように実践する

 

最初は子どもは停止場所に来てからブレーキをかけ始めるので、オーバーランしてしまうと思います^^;

 

なので、最初の方は1の場所に差し掛かる前に、
「ブレーキぎゅー!」
と、叫んでブレーキをかけはじめるタイミングを知らせてあげてください。
※第1ステップでの「ブレーキぎゅー!」はここでも役立ちます

 

まだまだ先かもしれませんが、子どもが町なかで自転車を運転する事を考えると、

 

「停止する時は前々からブレーキをかけなくてはならない」

 

この事を教えておく必要があると僕は強く思います。

 

幼児は力の加減がまだ余りできないので、ブレーキをした時にタイヤがロックしないよう注意してください。タイヤがロックしているという事は急ブレーキしている事になります。
ロック状態は操縦がまともにできないので、前々からブレーキをかける事を指導してください。

 

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